hrsのブログ

カメラや望遠鏡との格闘の記録など、のんびりと

双眼鏡(その1)

前回のお話で、現在の探鳥スタイルはGeomaとFinepixS1と言いました。その後、昨年も見に行ったアオバト観察に行きました。

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海岸から少し離れた岩場に飛来するので、Geomaを三脚にセットして、覗きつつS1で撮影しました。

 

それなりに満足していたのですが、誕生日のプレゼントに買ってあげた妻の双眼鏡Nikonモナーク7 10x42を借りて覗いたところ、なぜかGeomaの20xよりもよく見える気が…交互に見比べれば確かにGeomaの方が大きく見えて悪くないんですけどね…

 

そこで今回は双眼鏡について色々調べてみました。そこでたどり着いたのが日の出光学のページ

https://bino.hinode-opt.jp/column/erabikata.html

5倍がお勧めとのこと。

 

妻のモナークを除くと、Geoma、Nikon7x50、MINOLTA10x24があり、Geomaの前は、Nikon7x50を野鳥観察に使っていました。視野が広く明るいので良いのですが、何しろ重い。。。S1も持ち歩くようになると、耐えられなくなったので、騙されたと思ってヒノデの5x21 A+を購入しました。

 

これが大正解・大満足でした。理由は色々ありますが、次回は、手持ちの双眼鏡・フィールドスコープの比較などし、A+愛について紹介しようと思います。

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カメラ(その2)

現在手持ちのカメラ(Fujifilm Finepix S1、X-E1Canon Powershot SX230 HS、スマホのiPhone7、そして、フィールドスコープのVixen GEOMAII ED67-S)で、望遠の画角や解像力を比較してみます。Powershotは長い事お気に入りでしたが、スマホを購入してから随分と出番が少なくなっていました。

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これらを使って自宅のベランダから、400m程度離れた鉄塔(赤丸部分)を狙います。ただし、撮影日(天気)やカメラの設定が異なったりしていますので注意して下さい(焦点距離はフルサイズ換算、EPはアイピース焦点距離です)。

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カタログスペックをちゃんと調べれば分かる事ですが、意外にもPowershotが検討しています。X-E1とGeomaの組み合わせはかなり迫力が有りますが、若干霞がかった感じがします。PowershotとGeomaの組み合わせでは、カメラとスコープをちゃんと固定していないのと、ピントが上手く合わせられませんでしたので、参考程度ですが、かなりの高倍率です。

 

鉄塔の中央部分を同じ大きさで比べてみます。
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さらに拡大。

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拡大してみるとPowershotに比べてX-E1のほうが、解像度は高くて一安心です。しかし、S1のシャープさには敵いません。しかもS1は手持ち撮影です。手ぶれ補正が強力なんだと思います。

 

PowershotとGeomaのデジスコは、レンズの周辺で歪みがおおきいですが、カメラの倍率を(デジタルズームで)上げて中央部分だけ見れば大迫力の写真が撮れる可能性は感じますが、レンズの性能を超えた拡大率かもしれません。

 

野鳥を撮影する際、スコープとカメラの組み合わせは、三脚が必要で設定も苦労します。一ヶ所にとどまって動かない対象を撮影するのは良いかもしれませんが、あまり楽しくなく、スコープは眼視に使うのが迫力があります。また、S1の手持ちで大きく撮影出来るのも軽快です。

 

現時点での私の探鳥スタイルは、Geomaをストラップで肩にかけ、S1をカバンに入れて歩き回ると言うのが楽しいと感じています。

 

しかし、図鑑の様な野鳥のアップを目指しても、高価なカメラ・レンズには敵わないので、X-E1を使って景色の一部として野鳥を写す「鳥景写真」もまた楽しいかもという気もしています。

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野鳥の写真はZoo Pickerで楽しんでいます。

https://zoopicker.com/accounts/7487

 

 

 

 

 

カメラ(その1)

一年前、コロナ禍で旅行なども行けない中、ネオワイズ彗星が見られるかもと、望遠鏡と星撮り専用のカメラを購入(詳細は後日に)。

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結局、梅雨で晴れることがなく、彗星は見れませんでしたが、火星大接近や木星土星接近など楽しみました。安い望遠鏡の為、月は綺麗に撮れるものの惑星は大分物足りなく、もっと焦点距離の長い望遠鏡が欲しいところです。

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その前に、天の川や星雲なども撮りたいと調べていて、安価な機材で天の川が撮れるとEnifさんのYouTubeを見ました。

https://www.youtube.com/watch?v=4c-hlarW674

 

FujifilmX-E1と中華製魚眼レンズの組み合わせをお薦めしていましたが、できれば国産との思いと、折角の初めての一眼カメラなので、ポートレートなども撮りたいと思い、X-E1のレンズキット(XF18-55)を中古で購入。

 

星撮り前に、風景など撮るうちに、出来れば野鳥も撮りたくなり、初めてのメルカリで、望遠レンズ(XF55-200)を購入。焦点距離はテレ端フルサイズ換算で305mmです。でも野鳥にはなんか物足りない…

 

XF100-400に2xのテレコンなら野鳥もバッチリ?…でも、中古でも20諭吉以上(それは無理)。レンズ交換式カメラの怖いところ、この先はいわゆるレンズ沼でしょうか…

 

いろいろ調べてみると、フィールドスコープとカメラを組み合わせることで、安価に焦点距離をかせぐことができるとの事。眼視用の高倍率スコープも欲しかったので、中古(メルカリ)のGEOMAII ED67を購入(接眼レンズ、カメラアダプターもセットでお得)。

 

望遠鏡用に買ってあったアダプタと組み合わせればすぐに撮影出来ることがわかり、年賀状の写真撮影ぐらいしか出番が無かった古いSLIKの三脚に取り付けいざ撮影…

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スコープ+カメラに比べて、三脚が華奢なのでぐらぐら。ピント合わせも大変。そこで、(スコープにマンフロットの雲台141がセットで付いていた事もあり)マンフロットの三脚(MT294A4 496RC2)をメルカリで購入し再チャレンジ。また、スコープに20mmの接眼レンズがセットでしたが、少しでも大きくと25mm wideのレンズを中古で購入。

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三脚はしっかりしたものの、明るい屋外ではピント合わせが超絶難しく、画像もスッキリしない。画角を変えられないのもイマイチです。

 

カメラの液晶モニターに取り付けるルーペを買おうかどうか悩んで調べていると、一眼カメラのレンズ無しでスコープに取り付ける方式(リレーレンズ式)はお薦めでは無いとのこと。

http://www.digisco.jp/blog/archives/2009/07/post_501.html

 

デジカメと組み合わせたコリメート式にするかなど考えましたが、同程度の投資ならネオ一眼と呼ばれる高倍率デジカメが悩みを解決しそうな雰囲気。そこで、Fujifilm Finepix S1を中古で購入し、現在に至ります。

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次回は、これらの機材の撮り比べを紹介します。